はじめに:ベビーステップを決めたのに、また途切れてしまったあなたへ
習慣トレーニング部専属ライター、習慣化サポーターのコツコツパンダです。
毎日お忙しい中、この記事を読んでくださりありがとうございます。
あなたはきっと、「よし、これを習慣にするぞ!」と決意し、「ベビーステップ(最低ライン)」まで設定した、努力家な方だと思います。
- 朝の読書を5ページから「1行だけ読む」にした。
- 運動を「スクワット3回」にした。
- 仕事終わりの学習を「PCの電源を入れる」だけにした。
それなのに、突然の残業、子どもの体調不良、予期せぬトラブル…。何かの拍子に歯車が狂い、気づけば数日、あるいは数週間、その習慣が途切れてしまっている。
そして今、「理論はわかっているのに続かない自分は、やっぱり意志が弱いのか」「また最初からやり直さないとダメだ」と、自分を責めてしまっているのではないでしょうか。
私も、かつては全く同じでした。設定した最低ラインすら守れない日々に、「不安」と「自己嫌悪」で心が重くなる感覚、正直、本当につらいですよね。
でも、安心してください。
結論から申し上げます。習慣が途切れるのは、あなたの意志の強さに関係ありません。これは、忙しい社会人の日常においては「設計上、必ず起こること」なのです。そして、途切れた瞬間こそが、習慣化を成功させるための「最大のチャンス」だと、私は自分の経験から学んでいます。
本記事では、途切れた習慣をもう一度蘇らせるための、具体的な「再開手順」と「考え方」を、一緒に深掘りしていきます。この記事を読めば、「途切れた=失敗」という認識は完全に壊れ、今日から「1ミリでも戻る」ための行動が取れるようになります。
途切れるのはなぜ?忙しい社会人の習慣が持つ「脆さ」の正体
多くの人は、習慣化を「一度始めたら、永久に守り続けること」だと捉えがちです。しかし、特に20代〜40代のビジネスパーソンやフリーランスの方々にとって、この認識は現実的ではありません。
習慣は「続けよう」とするほど、外部要因に弱くなります。
途切れるのは「想定内」!外的要因に脆い習慣の構造
なぜ習慣が途切れるのでしょうか?それは、あなたの習慣が「常に他の優先事項と戦っている」からです。これを習慣の「構造」として理解しましょう。
- 時間的バッファ(ゆとり)の少なさ:
- 朝5時起きでも、子どもの夜泣きで睡眠不足になれば一瞬で崩れる。
- 本業の緊急対応が入れば、昼休みの「少しの読書」さえ消える。
- 精神的エネルギーの消耗:
- 日中のストレスや意思決定の疲れで、夜には「新しい行動」を選ぶエネルギーが残っていない。
- 完璧主義の罠:
- 「最低ライン」が守れないと、「もういいや、完璧にできる日までやめよう」と自己否定に陥りやすい。
私自身も、朝の副業時間を確保できずに「今日はもういいや」と諦めた日、正直キツいなと感じました。この「たった一度の失敗」が、ずるずると習慣を途切れさせる引き金になっていたのです。
つまり、習慣が途切れるのは、あなたの意志の問題ではなく、「忙しさという名の避けられない外部からの圧力」によるものであり、誰にでも起こることなのです。
途切れた瞬間、多くの人がやってしまうNG行動
習慣が途切れた時、私たちは無意識に以下の行動を取り、自ら再開を難しくしています。
- NG行動1:完璧な状態に戻ってから再開しようとする
- 「もう3日休んだから、月曜日から再開しよう」と、リスタートのハードルを上げてしまう。
- NG行動2:最初からやり直そうとする
- 「もう習慣はゼロになった」と認識し、モチベーションが高かった頃の目標(例:ブログを毎日書く)で再開を試みる。
- NG行動3:自己否定→放置
- 「自分は続かない人間だ」と自己否定し、再開すること自体を諦めてしまう。この心理状態は、習慣化の最大の「敵」です。
このNG行動に心当たりのある方は多いのではないでしょうか?。このNG行動こそが、あなたを「挫折」に引き戻している最大の要因です。習慣化とは、「途切れないこと」ではなく、「いかに早く、低いハードルで戻れるか」という「設計(仕組み)」の問題なのです。
習慣の「正しい再開」を設計する:意志ではなく「手順」に変える
ここで、習慣が途切れた後の考え方を根本から変えましょう。
習慣は「続けるもの」ではなく、「何度でも、すぐに戻れるもの」です。
途切れた瞬間は、失敗の終わりではなく、「再開」という新しいアクションの始まりだと捉えてください。
正しい再開の考え方:「戻れた瞬間」に習慣はまだ生きている
習慣化の成功は、途切れた回数で決まるのではありません。それは「戻れた回数」で決まります。
私たちが目指すのは、「戻れた回数=習慣化スキル」を高めることです。
- 途切れた回数 = 失敗回数ではない
- 戻れた回数 = 習慣化スキル
大事なのは、「戻れた」という事実を何よりも評価することです。「途切れた」状態から「再開した」状態に戻れた瞬間に、あなたの習慣はまだ生きており、成長途中にあると判断できるのです。
今日から使える!「再開専用ベビーステップ」の設計
途切れた習慣を再開するとき、通常の「最低ライン」に戻ろうとすると、それが今のあなたにとって「高すぎるハードル」になっていることが多いです。
そこで必要になるのが、「再開専用ベビーステップ」です。これは、通常の最低ラインよりも、さらにハードルを下げた「1ミリの行動」です。
【再開専用ベビーステップの具体的な作り方】
| 習慣 | 通常の最低ライン | 再開専用ベビーステップ | 評価ポイント |
| 読書 | 1ページ読む | 本を手に取る | 表紙を見ただけでも100点 |
| PC学習 | PCを起動する | デスクに座る | PCに触れなくても100点 |
| 運動 | 腕立て伏せ3回 | 運動着を着る | 靴を履いただけで100点 |
| 朝の副業 | 副業に取り掛かる | 朝5時に水を飲む | 習慣の「トリガー」を再実行 |
私のルーティンを例に出すなら、朝の副業時間を確保できずに寝過ごした日は、「水を飲む」「コーヒーを入れる」という次の行動へのトリガーを再実行することだけに集中します。
「今日はこの1ミリの行動さえできれば100点」と、徹底的にハードルを下げてください。
【コツコツパンダ流】忙しい日常での「再開」具体例
ここでは、私が実際に習慣が途切れたときに使っている「再開の手順」をご紹介します。精神論ではなく、物理的な「仕組み」として捉えてください。
失敗談1:移動中のオーディブル読書が途切れた時
私の失敗: 「出勤中にオーディブルで読書」を日課にしていたが、バタバタしてイヤホンを忘れたり、疲れて何も聴きたくなくなったりして、1週間途切れてしまった。
私の工夫: 以前は「もう1週間分、遅れちゃったな…」と諦めていましたが、再開のハードルを下げる工夫をしました。
- 再開専用ベビーステップ: オーディブルのアプリを開いて、画面を1秒見る
- アクション: 会社に着いてからでもいいので、スマホでアプリを開き、進捗を確認する。再生ボタンを押す必要はありません。
- 効果: 「戻れた」という小さな達成感を即座に得られます。自己否定の連鎖を防げるので、「じゃあ翌日は、イヤホンをカバンに入れておくことだけは絶対にやろう」と、次の小さな行動につながります。
失敗談2:夜の「翌日のスケジューリング」が途切れた時
私の失敗: 21時頃の子ども就寝後、翌日のスケジューリングをしたいが、疲れてソファで寝落ち。次の日も、その次の日もやらずに数日経ってしまった。
私の工夫: スケジューリングは「考える」エネルギーが必要なので、疲れていると最もサボりやすい習慣の一つです。
- 再開専用ベビーステップ: カレンダーアプリを開くだけ
- アクション: 寝落ちする前に、または帰宅直後で、**「カレンダーアプリを開く」**だけを目標にする。
- 効果: カレンダーアプリを開くと、「1個だけ予定を書こうかな」という思考が自然と生まれます。この「カレンダーアプリを開く」という行為は、「翌日の準備」への強制的なトリガーになります。もし何も書けなくても、「アプリをひらけた!これで100点!」と評価します。
重要なのは、「再開の意思」を行動に移すまでの時間を最短にすることです。行動が小さければ小さいほど、この時間は短縮できます。
まとめ:習慣は「守る」ものではなく「戻る」もの
この記事で最もお伝えしたかったメッセージは、以下の3つです。
- 習慣が途切れるのは、あなたのせいではなく「忙しさという設計上の必然」です。自分を責める必要は一切ありません。
- 途切れた回数=失敗回数ではありません。習慣化スキルは「戻れた回数」で評価されます。
- 再開は努力や根性ではなく「手順」です。通常の最低ラインよりさらに小さな「再開専用ベビーステップ」を設定してください。
途切れた習慣は、「今日、1ミリでも戻る」ことができれば、まだ生き続けています。
それはまるで、充電がゼロになったバッテリーを、わずか1秒だけコンセントに繋ぐ行為と同じです。1秒でも繋がれば、ゼロではなくなります。
今日、あなたがこのブログを読んだこと。そして、もう一度立ち上がろうと情報収集しているその姿勢こそが、あなたの習慣化スキルが生きている何よりの証拠です。
今日やることはたった1つだけ
「習慣は“守り続けるもの”ではなく“何度でも戻れるもの”」
さあ、ここで行動を変えてみましょう。あなたを次のステップに進ませるために、今日やることは一つだけです。
あなたが今、途切れてしまっている習慣を一つ選び、そのための「再開専用ベビーステップ」を、通常の最低ラインよりさらに小さく設定して、紙に書き出してみてください。
- (例)読書 → 本を開かない。表紙を見るだけ。
今日、この1ミリの行動ができたなら、それで100点満点です。あなたの習慣は、今日、また一つ、強く、しなやかになりました。
一緒に、完璧ではないけれど、途切れても何度でも立ち戻れる、しなやかな習慣を設計していきましょう。


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