🏃‍♀️ 「時間がない」は、実はあなたが選んでいる事実。責任感の強い人こそ陥る罠とは?

実践編

あなたの「頑張り」が、時間を奪う本当の理由

皆さん、こんにちは!習慣トレーニング部のコツコツパンダです。

朝から晩まで、休みなく全力で仕事に取り組んでいるあなた。自分の持てる力のすべてを注ぎ込み、「求められる人材」として日々奮闘していることでしょう。

でも、努力とは裏腹に、心の中にはこんなモヤモヤがありませんか?

  • どれだけ頑張っても、本当に大切なことに使う時間がない
  • いつも他人のタスクに追われ、自分の人生の主導権がないように感じる
  • 「このままではいけない」と、常に焦燥感に駆られている。

かつての私は、まさにこの状態でした。私は、自分の時間が足りないのは「責任感が強さからくるものだ」と信じていました。上司の期待に応えること、頼まれた仕事を完遂することが、自分の価値であり、当たり前の事だと固く思い込んでいたからです。

しかし、ある日気づきました。忙しさの正体は、「仕事が多すぎる」ことではなく、「選ぶ基準がなかった」ことだと。

本記事では、意識の高さと責任感の強さゆえに「時間がない地獄」に陥っていた私が、どのようにして根本的な解決策を見つけ、人生の主導権を取り戻したのかを7つのステップでお話しします。頑張り屋のあなたにこそ実践してほしい、「捨てる」という考え方について、ぜひ最後までお付き合いください。


📉 ステップ① 何をやっても時間が足りなかった:「断るなんてあり得ない」という呪縛

以前の私は、会社生活において、上司や組織からの依頼は**「絶対」**でした。

「上司から頼まれたものは、何をおいても完遂すべきだ」というサラリーマンとしての強い信念が、私の行動原理でした。どんなに苦労しても、やり遂げることが自己評価につながると信じていたのです。

そのため、自分のコア業務ではない、本来は他の部署や担当者がやるべきタスクも、すべて引き受けていました。

  • 社内の運用マニュアルの整備:本来、業務を熟知した担当者や総務が進めるべき業務。
  • 社外からの講演会依頼:自分の専門分野であっても、準備時間が膨大にかかる。

これらのタスクは、自分の部署の成果に直結しないものが多く、内心「面倒だなー」と感じることも多々ありました。それでも、依頼が重なると夜遅くまで、家に帰ってからも仕事をするのは日常茶飯事でした。

「良い人」という名の心理的制約:断れない恐怖と気まずさ

私が依頼を断れなかった理由は、単純な「優しさ」だけではありませんでした。

一つは、「断って上司や同僚との人間関係が悪くなったらどうしよう」という恐怖。そしてもう一つは、「今までなんでも引き受けてきたのに、急に断りだすと気まずい」という、過去の自分の行動が作り出した心理的な制約でした。

一度「良い人」のイメージを確立してしまうと、それを裏切ることが、まるで自分の信頼を裏切り、これまでの評価が無かったことになってしまうように感じてしまうんです。

自分のコア業務と夢が、いつも後回しにされていた現実

その結果、私は自分の人生において、本当に大切なものを進める時間が確保できませんでした。

  • ブログ(副業):自己実現として始めたかったこの活動は、書けないわけではないけれど、1記事仕上げるのに驚くほど時間がかかってしまう状態でした。集中力が散漫で、質の高い記事を生み出せなかったんです。
  • スキルアップ:普段の読書に加えて、キャリアアップのための専門書を読もうと意気込んでいましたが、疲労から本を開く気力もなく、スキルアップのための本は詰んだままになっていました。
  • プライベート:常にタスクに追われているため、心にゆとりがなく、家族との大切な時間も、仕事のことで頭がいっぱいになりがちでした。

何をやっても時間が足りない。それは、私が「重要でないこと」を「重要なこと」として扱い続けた代償でした。


💡 ステップ② 忙しさの正体は「時間不足」じゃなかった:転機となった「効率化の模索」

私がこの状況を変えようと強く決意したきっかけは、ライフステージの変化でした。私は既に管理職でしたが、育児が始まったことで、物理的に「残業前提の働き方」を続けることが不可能になったのです。

部下の時間を奪っていた「何でも引き受ける管理者」の自分

管理職として、部下の業務を適切に管理・育成する責任があります。私がすべての依頼を引き受けていると、自分の時間がなくなり、部下の成長に必要な「本当に重要な仕事」を割り振る余裕も、彼らを指導する時間もなくなってしまいます。

自分がかつて苦しんだ「時間がない地獄」を、今度は部下に強いる管理者になっていた、という事実に直面しました。

育児が始まり、家庭で絶対に必要な時間が増えたことで、私は「残業をせず、家に仕事を持ち帰らない」という働き方への転換を決めました。

「優先順位」では解決しない。本当に足りなかったのは「選択の基準」だった

この大きな転換のために、私はまず従来の効率化や時間管理術を徹底的に試しました。To Doリストの優先順位付け、ポモドーロテクニックなど、あらゆる手法を試しました。

しかし、どれだけ頑張っても、リストに載っているタスクの総量は変わりません。結局、「すべてをやらなければ」という前提が崩れない限り、根本的な解決には至りませんでした。

私はこのとき確信しました。

忙しさの正体は「努力不足」や「時間管理不足」ではない。「やるべきこと」と「やるべきではないこと」を区別する「明確な選択の基準」がなかったことだったのです。

この「基準」を求めて自己啓発書やビジネス書を読み漁り、効率化の模索を続けたその先に、ついに運命の一冊に出会うことになりました。


✂️ ステップ③ 「捨てる」という考え方に出会った:人生の編集長になる勇気

効率化の果てに辿り着いたのが、「エッセンシャル思考」です。

エッセンシャル思考とは、「より少なく、しかしより良く(Less but Better)」を目指す考え方。中途半端に多くのことをやるのではなく、「極めて少ない本当に重要なこと」に、時間とエネルギーのすべてを集中させることを意味します。

私は、自分の時間の使い方を、この哲学に基づいて完全に「編集」し直すことにしました。この編集作業に必要なのが、感情や忖度を排除した客観的な判断基準です。

私が実践した「捨てる」判断基準(3つの問い)

従来の「優先順位」を捨てる代わりに、私はタスクや依頼に対して、この3つの問いを立てるようにしました。

問い1:これは90点以上だと、自信を持って言えるものか?

これは、「90点ルール」として知られる考え方です。

  • そのタスク、その依頼は、自分の人生における価値観や目標に照らし合わせて、100点満点中、90点以上だと自信を持って言えるほど重要か?
  • 90点未満であれば、それは「やらない」という即決の判断を下す。

以前の私はこの基準がなく、「上司からの依頼なんだからやった方がいいタスクなんだろうな」と安易に引き受けていました。しかし、中途半端なタスクを引き受ければ、本当に90点以上のタスクに注げるエネルギーは消滅すると気づきました。

問い2:ここでイエスと言ったら、自分は何を失うか?(トレードオフに目をむける)

エッセンシャル思考の核心は、トレードオフ(何かを得るために何かを失うこと)に目を向けることです。

  • この依頼に「イエス」と言うことで、私が本当に集中したい「部下育成の時間」や「ブログ執筆の時間」を犠牲にするのではないか?
  • その「犠牲」は、このタスクをやることで得られるメリットよりも大きいのではないか?

この問いを立てることで、「断ること」を考えるのではなく、「自分の大切なものを守ること」を考えるようになりました。

問い3:これは、私の最大の目標にとって、「1番重要だ」と言い切れるか?

究極の判断基準です。私の最大の目標は、「残業せず、質の高い成果を出し、副業で自己実現する」ことです。

  • そのタスクは、この目標にとって、唯一無二の、最も重要なものだと言い切れるか?

「二番目かもしれない」「たぶん重要」という曖昧な答えは、すべて「ノー」と見なします。この問いを持つことで、迷いがなくなり、一瞬で判断できるようになりました。正直、これは超おすすめの判断法です。


✅ ステップ④ 私の「やめたことリスト」と、最初に試した勇気ある「NO」

この基準を持ったことで、私は過去の自分との決別を始めました。

私の「やめたことリスト」

 【私の「やめたこと」例】

  • 自分でやる必要のないルーティン業務:部下育成を兼ねて、マニュアル化し委任。
  • 必要のない研修会への参加:自分のスキルアップに直結しないものは、情報共有に切り替え。
  • 自分の部署でやる必要のない外部からの依頼案件:丁寧にお断りするか、適切な部署へ誘導。
  • 「念のため」と言われるデータ収集や分析:それが何に貢献するかを明確に問い、貢献しないものはストップ。

初めての「NO」で得られた、あの解放感と集中力

そして、迎えた初めての「勇気あるNO」の瞬間。直属の上司から、重要度の低い社内ルーティン業務を依頼されたときでした。

心臓はバクバク、手のひらには汗。「今まで何でも引き受けてきたのに、急に断りだすと気まずい」という感情と戦いながら、私は自分の最重要タスクを理由に、代替案を添えて依頼を断りました。

「恐縮ですが、今週は部下育成に関する最重要タスクに集中しており、来週からチーム全体の業務の滞りを解消したいと考えています。そのルーティン業務は、部下(Aさん)にOJTの一環として来週から担当させ、私が最終チェックをする形でよろしいでしょうか?」

上司は驚くこともなく、「君のチーム全体の効率を上げる判断なら、それで構わない」とあっさり承諾してくれたんです。

あの瞬間、湧き上がったのは、大きな解放感でした。そして、本当に大切な部下育成タスクに集中できた達成感は、過去に夜遅くまでかけて引き受けたどの仕事よりも大きな喜びでした。


🚀 ステップ⑤ 「NO」が連れてきた成功体験:適切な管理者への進化

「NO」と言えるようになってから、私は劇的に変わることができました。

以前の私は「何でも引き受ける管理者」でしたが、断る選択肢を持てたことで、「適切な仕事量を割り振れる管理者」へと進化しました。

  • 業務の滞りが解消:自分が非エッセンシャルな仕事から手を引いたことで、部下への業務割り振りも明確になり、チーム全体のボトルネックが解消されました。
  • 上司からの評価:直近の上司からも、「君が自分の核となる業務を明確にしてから、チーム全体の生産性が上がった。良い判断だ」と褒められました。断ることで、かえって信頼と評価が向上したのです。

「質の高いNO」は、人間関係を壊しません。むしろ、自分の軸と価値観を明確に示し、その軸に基づいてチームに貢献する姿勢を示すことで、周囲からの信頼を深めることができると学びました。


🙏 ステップ⑥ それでも不安は残る:変われた私から、同じ状況の人へ

私の体験談を読んで、「頭ではわかるけれど、やっぱり怖い」と感じる方もいるでしょう。その不安な気持ち、わかります。長年の習慣を、いきなり変えるのは本当に難しいことです。

ステップ⑦ いきなり変えなくていい、まずは「1つだけ」削ればいい

いきなり、人生のすべてを「エッセンシャル思考」で断捨離する必要はありません。

大切なのは、完璧を目指すことではなく、小さく成功体験を積み重ねることです。

今、あなたが抱えているタスクの中で、「90点ルール」で言えば、明らかに50点以下のタスクを、たった一つだけ見つけてみてください。

  • 「これは私がやる必要がない」と心の隅で感じている、あのルーティン業務。
  • 「参加しても意味がない」とわかっている、あの研修会。

その「たった一つ」を、「今週だけ、やめてみる」と決意する。そして、その空いた時間で、あなたが本当にやりたかったスキルアップや、ブログ執筆の最初の1行を書いてみてください。

「捨てる」ことで得られる心のゆとりと集中力は、あなたにとって予想外の新しいエネルギーになるはずです。その小さな成功体験こそが、次の大きな「NO」への勇気を与えてくれるでしょう。


📚 まとめ:あなたの人生の主導権を取り戻すために

あなたの時間は有限で、最も価値のある資産です。その貴重な資産を、本当に大切なことに使うのか、それとも、誰かの期待に応えるために、非エッセンシャルなタスクで浪費するのか。

選択権は、常にあなた自身にあります。

プロ意識が強いからこそ、「すべてに応えなければ」という罠に陥りやすい私たち。しかし、プロの責任とは、「すべてをやること」ではなく、「本当に重要なことに集中し、最高の成果を出すこと」です。

私が、この劇的な変化を起こすきっかけをくれた一冊を、最後にご紹介します。

【私が人生の主導権を取り戻した一冊】

  • 書籍名: 『エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』
  • グレッグ・マキューン 著 

この本は、単なる時間管理術ではなく、「どう生きるか」という哲学を教えてくれます。もしあなたが、かつての私のように、頑張っているのに報われないと感じているのなら、ぜひ手に取ってみてください。あなたの人生にとって本当に重要なことに力を注げるようになる「人生の編集」を始めるための、力強い一歩となるはずです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました