成長のためにいろいろと頑張っているはずなのに、いまいち成果に繋がらない。
そう感じていませんか?
私はここ数年、自己成長のためにいろいろなことに手を出してきました。 読書、FPの資格勉強、仕事の改善習慣……。
でも、正直に言うと、どれも中途半端でした。
FPのテキストは買っただけで本棚に眠り、読書は「読んだ」という事実だけが残る。 仕事の改善も思いつきベースで、続かない。
頑張っているのに、何も変わっていない気がする・・・。
そんな人におすすめしたいのが、PDCAサイクルです。
「Plan(計画)・Do(実行)・Check(検証)・Act(改善)」の4ステップを繰り返すフレームワークで、一度は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
ただ、実際にPDCAを自己成長に取り入れている人、改善の習慣として定着させている人は意外と少ないと思います。
私自身、PDCAという言葉は知っていました。 でも「仕事で使うもの」というイメージが強くて、自分の成長に使うという発想がなかったんです。
それが、実際にPDCAを日常に取り入れてみたら、驚くほど変わりました。

- 頑張っているのに成長を実感できない人
- 目標を立てても途中で挫折してしまう人
- 自己投資をしているのに成果につながらない人
- 何から始めればいいかわからず迷っている人
あなたの努力を「結果」に変えるための最強のフレームワーク、PDCAサイクルをお伝えします。
なぜ頑張っているのに成長できないのか?

そもそも何故、頑張っているはずなのに成長を感じられないのでしょうか?
実はこれ、多くの人が抱えている悩みです。
その原因を紐解くと、大きく3つのポイントに集約されます。
1. やりっぱなしで振り返らない
読書もセミナーも、一度やっただけで満足してしまう。
「これは為になったな」と感じた内容でも、1週間後には為になったはずの内容がそもそも頭から抜け落ちてしまう。
「そういえば、こうすればいいんだった」と後から思い出すことも多々あるんです。
インプットだけでは成長につながりません。 それをどう実践していくのかが大切です。
2. 計画と実行がつながっていない
年始に今年はFPの資格を取ると決意し、テキストを持って机に向かう。
でも、いつまでにどの範囲を終わらせるか決めていない。 1日何ページ進めるかも決めていない。
2月にはテキストがただのインテリアになっている。 はい。私のことです笑。
「やりたいこと」は決めた。 でも「実際にやること」にまで落とし込めていない。この計画はとことん具体的にする必要があります。
計画が「願望」のままだと、行動には変わらないんです。
3. 改善のサイクルがない
同じやり方を繰り返して、同じ結果を得ている。
うまくいかなかったとき、「なぜうまくいかなかったのか」を考えずに、また同じことをやってしまう。
でも、考えない人が悪いわけではないんです。 忙しい日々の中で、「なぜうまくいかなかったのか」を立ち止まって考える時間を取っている人は、実は少ないと思います。
当たり前のようだけど、意外とこの改善のサイクルがない人が多いんです。
なぜPDCAが自己成長に最強なのか?5つの理由

ここまで読んで、「じゃあどうすればいいの?」と思いますよね。
その答えが、「PDCAサイクル」です。
PDCAは個人の自己啓発に使うだけのものではありません。 実は、世界のトップランナーたちもPDCAの考え方を実践して、圧倒的な成果を出しています。
PDCAを実践する世界のトップランナーたち
PDCAの概念を世界に広めたのは、アメリカの統計学者W・エドワーズ・デミング博士です。
デミング博士は戦後の日本で「計画→実行→検証→改善」のサイクルを説き、日本の製造業を世界トップレベルに押し上げる原動力となりました。
その教えを最も忠実に実践したのがトヨタ自動車です。 トヨタの「カイゼン」は、PDCAサイクルそのもの。
「なぜ」を5回繰り返す「なぜなぜ分析」で原因を徹底的に掘り下げ、小さな改善を積み重ねることで世界一の自動車メーカーになりました。
テスラやXなどのイーロン・マスクも、「サイクルタイムを短くしろ」を自身の5つの戒律の1つに掲げています。 高速で仮説を立て、実行し、検証し、改善する。 このサイクルの速さこそが、マスク氏が率いる企業群の急成長を支えています。
日本では、ユニクロの柳井正氏が毎週月曜朝に「週次PDCA会議」を開催し、これがユニクロの急成長の原動力になったと言われています。
ソフトバンクの孫正義氏も、高速PDCAの実践者として知られています。 「結果で考える」「毎日改善する」「数字を使う」という3原則で、PDCAを猛スピードで回し続けているんです。
世界を動かしている人たちが、PDCAを回している。
では、なぜPDCAはここまで強いのか。 5つの理由を深掘りしていきます。
1. 成果が「見える」ようになる
「毎日頑張っているのに、成長している実感がない。」
こう思ったことはありませんか?
これ、多くの人が挫折する最大の原因なんです。
人間は、フィードバックがないと続けられない生き物です。
筋トレでも、鏡を見て体の変化がわかるから続けられる。 体重計の数字が減っているから、食事管理を頑張れる。
逆に、変化が見えなかったらどうでしょう。
「毎日走っているのに、速くなっているのかわからない。」 「勉強しているのに、成長しているのかわからない。」
こうなると、人はやめてしまいます。 「意味があるのか?」と疑い始めた瞬間が、挫折の入り口です。
PDCAでは、Checkで成果を記録します。 記録すれば、1週間前の自分と今の自分を比べられる。
感覚ではなく、事実として成長を確認できる。
「先月は週3日しかできなかったのに、今月は週5日できている。」 こういう変化が見えると、もっとやりたくなりませんか?
可視化は、モチベーションの維持に直結します。 そして、モチベーションが続くから、成長が加速する。
見える化しないと続かない。続かないと成長しない。 だからこそ、PDCAの「記録する仕組み」が強いんです。
2. 小さな改善が積み重なる
PDCAは一発逆転の魔法ではありません。
1回のサイクルで人生が劇的に変わることはないんです。
でも、ここが面白いところ。
たとえば、1回のPDCAサイクルでたった2%だけ改善したとします。
2%なんて、ほとんど変わらないように感じますよね。
でも、これを20回繰り返すとどうなるか。

最初に100の力でやっていたことが、20回で149に。 50回で269。
同じ人間とは思えないレベルです。
逆に、改善なしで同じやり方を繰り返した場合。
1年経っても、100のまま。
この差は時間が経つほど開いていきます。
「たった2%の改善」と思うかもしれません。 でも、それを積み重ねた先にいる自分を想像してみてください。
小さな改善を甘く見てはいけない。 PDCAの複利効果は、続けた人だけが手にできる武器です。
3. 失敗が「データ」になる
「失敗するのが怖くて、動けない。」
こう感じたことはありませんか?
新しいことに挑戦したいのに、うまくいかなかったらどうしよう。 その恐怖が足を止めてしまう。
でも、PDCAを回している人にとって、失敗の意味は全く違います。
PDCAでは、失敗は次のサイクルの材料です。
「この方法では結果が出なかった」という事実は、貴重なデータなんです。 次のPlanで別のアプローチを試す根拠になる。
つまり、失敗するほどデータが増え、次のサイクルの精度が上がる。
これは逆転の発想です。
失敗しない人は、データがない。 データがないから、改善のしようがない。
PDCAを回している人は、たとえ失敗しても「このやり方はダメだとわかった。次はこうしよう」と前に進める。
「失敗した」ではなく「1つ試し終わった」。
この考え方が身につくと、挑戦へのハードルが一気に下がります。 失敗を恐れて立ち止まっている時間が、一番もったいないと気づくんです。
4. 何をすべきかが明確になる
「成長したい。でも、何をすればいいかわからない。」
この状態、本当につらいんですよね。
やる気はある。時間もある。 でも、何から手をつければいいのかわからない。
結果、なんとなく本を読んだり、なんとなくセミナーに出たりして、「頑張った気」だけが残る。
私もまさにこの状態でした。
PDCAが解決してくれるのは、まさにこの問題です。
Planで「何を達成したいか」を具体的に決める。 Doで実行して、Checkで「今どこにいるか」を確認する。
すると、ゴールと現在地のギャップが見えます。
ギャップがわかれば、「次に何をすべきか」は自然と見えてくる。
闇雲に走り続ける必要がなくなるんです。
「今週はここまでできた。来週はここを改善しよう。」
PDCAは、常に「次の一手」を教えてくれるフレームワークです。
迷う時間が減り、行動する時間が増える。 それだけで、成長のスピードはまるで変わります。
5. 続けるほど精度が上がる
これがPDCA最大の強みです。
最初のPDCAサイクルは、粗くていい。
Planも甘い。Checkも浅い。 それでいいんです。
大事なのは、回すたびに自分自身がアップグレードされていくということ。
ゲームのレベルアップをイメージしてみてください。
レベル1の自分が立てた計画と、レベル10の自分が立てた計画では、質がまるで違いますよね。
PDCAも同じです。
1回目のCheckで気づけなかった視点が、5回目では当たり前に見えるようになる。 10回目には、Planの段階で「これはうまくいかない」と見抜けるようになる。
PDCAは、自分の「成長する力」そのものを鍛えるフレームワークなんです。
3ヶ月前の自分が立てていた計画を見返すと、その粗さに驚くと思います。 それは、今の自分がそれだけ成長している証拠です。
回せば回すほど、強くなる。 PDCAをガンガン回しましょう。
PDCAの4ステップ徹底解説
PDCAがなぜ最強なのかがわかったところで、各ステップをとことん深掘りしていきましょう。
「具体的にどうやればいいの?」という疑問に答えていきます。
P(Plan)— すべてはここで決まる
PDCAの中で、最も重要なのがPlanです。
ここが雑だと、残りのD・C・Aもすべてぶれます。
「なんとなくやろう」ではダメなんです。
ポイントは、ゴールを具体的に定めること。
- 「英語を勉強する」→ ×
- 「3ヶ月後にTOEIC600点を取る」→ ○
ゴールが具体的であれば、「じゃあ何をすべきか」が自然と見えてきます。
さらに、やるべきことを全部書き出したうえで、優先度の高い3つに絞る。
あれもこれもやろうとすると、結局どれも中途半端になります。 私がまさにそうでした。エッセンシャル思考で必要なものを絞りましょう。

D(Do)— 計画を「行動」に変換する
Planで立てた計画を、実際の行動に落とし込むのがDoです。
ここで大事なのは、タスクを小さく具体的にすること。
- 「毎日勉強する」→ ×
- 「朝15分、テキストを1ページ読む」→ ○
「実行できない」のは、意志が弱いからではありません。 計画のタスク化が甘いから実行できないんです。私も最初は計画が甘く、時間が明らかに足りない量のタスクを設定してしまっていました。
ただこのタスク設定についてもPDCAを回していくうちに上手になっていきます。最初はなるべく具体的な行動計画を立て、実行し修正を繰り返していきましょう。
C(Check)— 振り返りこそが成長の源泉
私が一番伝えたいのは、このCheckの重要性です。
「できた・できなかった」で終わらせない。 なぜできたのか、なぜできなかったのかを分析する。
これが成長の分かれ道です。
特に大切なのが、うまくいかなかったときの振り返りです。
「今日はサボってしまった」で終わりにしない。 なぜサボってしまったのか。朝が忙しかったのか、そもそもタスクが大きすぎたのか。
原因がわからなければ、改善のしようがありません。いつまでも改善がない人は失敗してしまったことに囚われてしまい原因に中々目を向けることができません。
振り返りなしの努力は、地図を見ずに走っているようなもの。 どれだけ頑張っても、方向がずれていたら目的地には着きません。
逆に言えば、うまくいかなかった理由さえわかれば、次のサイクルで修正できる。 「なぜ?」を1つ深掘りするだけで、次の行動が変わるんです。
数字で振り返ると、さらに効果的です。
- 「なんとなくできた気がする」→ ×
- 「今週は5日中3日実行できた。残り2日は朝の時間が取れなかった」→ ○
感覚ではなく事実で振り返ることで、次の改善点が見えてきます。せっかく頑張った事があると思うので、しっかりここで振り返って次に活かしましょう。
A(Act)— 次のサイクルへつなげる
Checkで見つけた課題を、次のPlanに反映するのがActです。
ここで面白いのは、Actは「改善」だけではないということ。
うまくいったことをさらに伸ばすという視点も含まれます。
- うまくいかなかったこと → やり方を変える
- うまくいったこと → もっと伸ばす方法を考える
この両方をやることで、次のサイクルの精度がぐっと上がります。
サイクルを回すたびに精度が上がる。 これがPDCAの本質です。
具体的なPDCAの回し方(実践編)
ここからは、「じゃあ実際にどうやってPDCAを回すの?」に答えていきます。
私が実際にやっている方法と、職場で実践した事例を紹介します。
日次PDCA:ジャーナル方式
私は毎晩、ジャーナルを書いています。
書く内容はシンプルです。
- 今日やったこと(Do)
- できたこと・できなかったこと、その理由(Check)
- 明日改善すること・伸ばすこと(Act)
- 明日のプラン(次のPlan)
たとえば、こんな感じです。

日付は毎回記載しています。 後から振り返ったときに、時系列で自分の変化が見えるからです。
これだけで、毎日のPDCAが回ります。
1日5分もあれば書けます。 大事なのは完璧に書くことではなく、毎日続けることです。
日次PDCAの限界と中長期の視点
ただ、日次ジャーナルだけでは追いきれないものもあります。
数日〜数週間かかるタスクや、もっと大きな目標の進捗は、日次の振り返りだけでは把握しにくい。
私もいくつか既存のテンプレートを試しましたが、正直しっくりくるものがありませんでした。
今、自分に合ったPDCAテンプレートを作成中です。 納得のいくものができたら公開しようと思っています。
実体験:職場の残業削減でPDCAを回した話
ここで、私がPDCAの威力を実感した体験をお話しします。
私の職場では、慢性的に残業が多いことが課題でした。 上から残業時間について指摘を受け、本格的に改善に取り組まなければなりませんでした。
P(Plan): まず、何に時間が取られているのかを洗い出しました。 分析した結果、ある特定の業務に多くの人員と時間が割かれていることがわかりました。そのことで他の業務が支障をきたしてしまっていた。そこでその業務にあたる時間帯を固定にし、人員の削減を考えました。
D(Do): 計画通り、特定業務の時間帯を固定し、担当人数を絞りました。 正直、最初は「人数を減らして回るのか?」と不安もありました。
C(Check): 実行してみると、該当業務の担当者の負担は確かに増えました。 でも、それ以外のメンバーが本来の業務に集中できるようになり、チーム全体の効率が上がったんです。
A(Act): この結果を踏まえて、他の業務にも同じアプローチを展開しました。
1つずつPDCAを回して改善を積み重ねた結果、残業時間が大きく変わりました。

この経験を通じて、PDCAは仕事はもちろん、自己成長全般に使える最強のフレームワークだと確信しました。
読書×PDCAの実践例
読書は、最もコストパフォーマンスの高い自己投資の1つだと私は思っています。
なぜなら、本には著者がこれまでの人生で積み上げてきた経験・知識・失敗が凝縮されているからです。 他人が何年もかけて得た知見を、たった数時間でインプットできる。
でも、読んだだけでは投資になりません。
読んだ内容を実践して初めて、読書は自己投資に変わります。 ここにPDCAを掛け合わせると、読書の効果が一気に跳ね上がるんです。
私が実践しているのはこんな方法です。
- Plan:読む前に、この本から何を学びたいかを1つ決める
- Do:学びたいポイントを意識しながら読む
- Check:読み終えたら、学びたかったことが得られたか振り返る
- Act:1冊につき1つ、具体的なアクションを決めて実行する
大事なのは、Actまでやりきることです。
「いい本だったな」で本棚に戻すのではなく、1つでも行動に移す。 この1つのアクションが、読書を消費から投資に変えてくれます。
以前の私は、読んだ冊数だけを追いかけていました。 でも今は、1冊から1つのアクションを確実に実行するほうが、ずっと成長につながると実感しています。読書を読むだけで終えている人はぜひこの方法を実行してみて下さい。
PDCAをもっと深く学びたい人へ
PDCAについてもっと体系的に学びたい方には、冨田和成さんの『鬼速PDCA』という書籍が参考になります。
Planの重要性や、目標を因数分解して優先度をつける考え方など、PDCAを深く回すためのヒントが詰まっている一冊です。
Audibleにもあるので、通勤中に聴くのもおすすめです。30日間の無料期間があるのでまずは1回Audibleで試してみるのがいいと思います。
PDCAを続けるための3つのコツ
最後に、PDCAを習慣として続けるためのコツをお伝えします。
1. 完璧な計画より「まず回す」
最初のPlanは粗くていいんです。
完璧な計画を立てようとして動き出せないより、60点の計画で回し始めるほうがずっといいです。
回しながら精度を上げていきましょう。
2. 振り返りは1日数分でいい
「振り返りの時間が取れない」という人は、ハードルを上げすぎています。
ノートに3行書くだけでいい。 大事なのは無理なく続けられるレベルにすることです。
3. うまくいかない日があっても、やめない
毎日完璧に回せる人はいません。
書けない日があっても、次の日にまた書けばいい。 やめないことが、一番大事です。
まとめ:まずは今夜、3行だけ書いてみる
PDCAは特別なスキルではありません。
書いて、やって、振り返って、直す。
それだけです。
でも、この「それだけ」を続けた先に、面白い変化が待っています。
昨日の自分より少しだけ前に進んでいる。 その実感が毎日、積み重なっていく。
毎日が小さな実験です。 「今日はこうしてみよう」「昨日よりうまくできた」。
この繰り返しの中に、自分が変わっていく手応えがあります。少しずつ成功体験を積むことができるんです。
全部を一度に変える必要はありません。 まずは1つだけ、今日から始めてみませんか?
- 今夜、「今日やったこと」を3つだけ書いてみる
- 明日の朝、「今日やること」を1つだけ決める
- 1週間後、書いたものを振り返ってみる
小さなサイクルを1つ回すだけで十分です。
その1回が、次の1回につながります。 気づいたら、あなたのPDCAは回り始めています。
サイクルを回し続けていれば、1週間後には小さな変化に気づくはずです。 1ヶ月後には、確実に成長している自分がいます。
1週間後の自分が、今日の自分をどう振り返るか。 ちょっと楽しみになりませんか?
以上、コツコツパンダでした。 また次の記事でお会いしましょう!

コメント